部下におごったり、お金を立て替えたり...なんてときのために
「今日は昼メシ、おごってやるよ」なんて言っておいて、財布が空っぽ! 急いでコンビニへ走るのは、ちょっと気恥ずかしいかもしれません…。 イラスト/藤田マサトシ
近年、耳タコ状態の"不景気"という言葉。小遣いを減らされ、ランチは牛丼や立ち食いそばをかき込む毎日...なんて方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、部下を連れて食事に行ったり、付き合いで飲みに行ったりと、自腹を切らなければならない場面もあるはず。40代男性が日ごろから財布に入れておきたい金額って、いくらぐらいが適切なのでしょうか? 「お金持ちは2度『カネ』を生かす!」(経済界)の著者である小山康信さんに聞いてみました。
「自分の首を絞めない範囲でよいと思いますが、最低でも1万円札は1枚入れておきたいですね。ただ、それなりに余裕があるところを見せたいなら3枚、ある程度カッコつけたいなら5枚は入れておくといいでしょう」
おお、諭吉さんを5人ですか。しかし、なぜ5万円?
「5枚だとそこそこ厚みがあるし、もし部下に財布の中身をチラッと見られても4~8枚には見えるんです。2枚だとパッカリ割れて、それだけしかないことがすぐバレるじゃないですか(笑)」
「財布にお金があると、つい気が大きくなって無駄遣いをしがちですよね。そこで、不必要な出費を抑えるべく、財布の中のお金を大切にする意識を高めることも大事なんです」
う、心当たりが...。というわけで、小山さんはまず財布に入れるお札の選び方を教えてくれました。
「財布に入れるお札は、大きな単位のピン札がベスト。ピン札を見ると、『崩すのがもったいない』という気分になりますからね。また、小銭は小銭入れに入れて、小さな買い物はお札を使わずに、小銭で済ませる習慣をつけましょう」
物理的に、自分とお札の距離を離すべし、と! さらに、財布そのものにも気をつかってほしいとのこと。
「汚れていたり、ボロボロの財布を使っていたりしたら、思い切って買い換えましょう。汚くなったものは、粗末に扱いがち。中に入っているお金も、粗末にしてしまいます。オススメは、自分で買った数万円程度の長財布。お札も曲がらないですし、身銭を切っているのでモノを大切にしようという意識も高まります」
著者プロフィール
- 小山 信康(こやま?のぶやす) 中央大学卒業後、IR(投資家向広報)専門の印刷会社に入社。その後、FP技能士1級、1級企業年金総合プランナーを取得し、FP事務所「フライフ?アレンジメント」を設立。著書に、『最新図解 投資のカラクリ』(株式会社彩図社)、『お金持ちは2度「カネ」を生かす!』(経済界)など。http://flyfe.net/
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